相次ぐ正統派イケメン&好青年俳優の悪役初挑戦!!

ここ最近、主演クラスの正統派イケメン&好青年俳優が悪役を演じることが相次いで発表されています!

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ジャニーズの中山優馬さんは12キロも減量してWOWOWドラマ『北斗-ある殺人者の回心-』で殺人者を演じます!
2013年に『第8回中央公論文芸賞』を受賞した石田衣良の小説『北斗 ある殺人者の回心』をもとにした同作。

殺人犯として勾留され、極刑を望む20歳の端爪北斗を主人公に、北斗が殺人を犯すに至るまでの残酷な日々や彼に下される「審判」を描く。

オーディションを経て北斗役に起用された中山は、死を望む北斗を演じるにあたって約12kgの減量を敢行。

劇中では中山の体重が徐々に落ちていく様を見ることができるほか、それまで長かった髪も本人の意思で切ったという。
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松坂桃李さんは人気漫画『不能犯』を実写映画化した2018年公開予定の作品で、不気味な能力で人心を操るダークヒーローを演じます!
都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件。
現場では、必ず黒スーツの男の姿が目撃される。
男の名は宇相吹(うそぶき)正、彼こそがSNSでうわさの“電話ボックスの男”だった。

とある場所の電話ボックスに、殺してほしい理由と連絡先を書いた紙を貼ると、必ずその“殺し”を引き受けてくれるというのだ。
ターゲットは確実に死に至るが、その死因は病死や自殺に事故ばかり。
そう、宇相吹のすべての犯行は、実証することが困難な不能犯だった。
今日も、愛と欲望、嫉妬と憎しみを抱えた依頼人が、電話ボックスにやってくる。

宇相吹の真の目的は、ほかにあるとも知らずに――。

“呪い”や“洗脳”など、常識的に考えて実証が不可能な行為で犯罪を実行し、たとえ相手が死んでも罪には問われない。そんな“不能犯”のプロフェッショナル、宇相吹正を演じるのが、松坂さんだ。
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近年ではV6の森田剛さんが映画『ヒメアノール』で殺人鬼役を怪演し、鮮烈なインパクトを残したことで話題となりました!
ビル清掃会社のパートタイマー・岡田(濱田岳)とカフェ店員・ユカ(佐津川愛美)の恋愛物語と並行して、サイコキラー・森田正一(森田)の心の闇を描いていく。

映画初主演にして、連続殺人犯という難役に挑戦した。

この森田の演技に、試写を見た各界のクリエイターからも森田のコメントが多く寄せられている。

過去に森田の主演作品を手がけた劇団☆新感線主宰の演出家・いのうえひでのり氏は「それにしても森田剛は凄い。

闇が演じられる稀有な俳優だ」と、改めてその才能を認めた。
共演のムロツヨシは「森田くんは大袈裟じゃなく、淡々と狂気めいた演技をしていて、無神経な安藤でもゾッとさせられるぐらい怖かったですし、相手役ができて光栄でした」と語り、濱田も「とにかく森田さんが理解しがたい役柄をここまでやり通したところが、この映画のみどころだと思います」と絶賛。

イケメンで好青年系俳優の悪役挑戦は常に話題となりますが、あえて“悪役”に挑戦する魅力と利点とはなんなのでしょうか?

かつての邦画界での悪役たち!

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1943年公開映画『姿三四郎』の月形龍之介さん。

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1954年公開映画『山椒大夫』や1954年公開映画『近松物語』の進藤英太郎さん。

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1965年公開映画『飢餓海峡』の三國連太郎さん。
佐藤浩市さんのお父様でもおなじみの俳優さんですね。


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1967年公開映画『キングコングの逆襲』の天本英世さん。

かつて、邦画の世界でインパクトのある悪役を演じた名優は多く存在しました!


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名脇役から悪役に転じた役者も多いそうですが、勝新太郎さんのように、正統派の役柄ではなかなか芽が出なかったために極悪人を主人公にした映画『不知火検校』(1960年公開)で悪の要素のある役柄を演じてからスターになる俳優もいたようです!

ダーティーヒーローが人気の時代! 

一般的に正統派の好青年系を演じる俳優はずっと好青年系を演じ、俳優として悪役のイメージがある俳優がダークヒーローを演じ続ける傾向が1970年代ぐらいまでは強くあったそうです。

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しかし、1973年公開映画『狼の紋章』で悪役としてデビューを飾った故・松田優作さんのように“ダーティーヒーロー”が人気を得た時代もありました!

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正統派の役柄をいくらでもオファーされる沢田研二さんは、1979年公開映画『太陽を盗んだ男』でダーティーな役柄を演じ、悪役の魅力を世間に定着させた代表例なようです!

そもそも悪にならざるを得なかった……堕ちざるを得なかった者たちの“心の弱さ”や“繊細さ”“哀しさ”など人間味が感じられる“悪役”は、アメリカンニューシネマの影響などで人気がありましたが、『悪魔のようなあいつ』(75年 TBS系)、『太陽を盗んだ男』での沢田さんの成功によって日本でも、正統派スターと悪役の垣根は格段に低くなったと言えます。

これにより事務所側の姿勢も変わりました。“悪役”で評価を確立してスターを目指したり、新たに人気を獲得したりする道に光明がさしたのです。(同ライター)

悪役に挑戦するということは、演技力も問われますので諸刃の剣ともいえますね。

悪役は俳優人生の岐路!

昨今では、正統派の好青年役を演じてきた俳優が、悪役を演じることは避けては通れない通過点のあるようです。

そのタイミングは俳優人生の岐路となっているようで近年でも悪役を演じたことで、新たな一面が引き出されている俳優が数多くいます!


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2010年公開映画『十三人の刺客』での稲垣吾郎さん。

近年は俳優としての評価が高い稲垣。

きっかけは'10年に出演した三池崇史監督の映画『十三人の刺客』だ。
“最凶の暴君”である松平斉韶役に抜擢され、顔色ひとつ変えずに女性や子どもをなぶり殺す狂気に満ちた悪役ぶりが絶賛され『第23回日刊スポーツ映画大賞』助演男優賞を受賞。

三池監督も、「ことさら誇張しない。ものすごい自然ですよね。当人にしてみれば悪人ではないという感覚を彼はよくわかっている」と演技を絶賛した。

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2010年公開映画『アウトレイジ』、2012年公開映画『アウトレイジビヨンド』での加瀬亮さん。
ヤクザ社会のし烈な下克上を描いた本作で、加瀬は関東最大の暴力団組織・山王会の若頭である石原を熱演。「悪役を演じ切った……と自分で言えればいいんですが、実際にはふだんの自分とは違う一面を北野監督が見つけてくれたんです。

こうして新たな魅力を開花させた加瀬だが、「石原という人物が生まれたのは、北野監督をはじめ、共演者やスタッフの皆さんとの共同作業があったからこそ。

僕自身は監督に応えようと必死で、余裕もありませんでしたから」とあくまでも謙虚。
今回の経験を通して「俳優って変な仕事だな」と改めて実感したといい、「どの演技が正解なのか、現場によって毎回違いますので、他の職業みたいに“上達”という言葉が当てはまらない。

常に監督の考えを受け止め、聞き耳を立てる。それしかないと思います」と静かに燃える演技に対する思いを語った。

ほかにも仲村トオルさんや藤原竜也さん、山田孝之さん、長谷川博己さんなどのイケメン俳優たちが、悪役を演じ俳優としてさらなる花を開花させました!

悪役から注目された俳優たち!

一方で、悪役から注目されて人気を博した俳優たちもいます!

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1989年公開映画『帝都物語』で帝都東京破壊を目論む謎の軍人・加藤保憲を演じて話題になった嶋田久作さん。

その大きな理由のひとつが、保憲役の嶋田久作の存在感だ。

とにかくハマリ役で、魔人と渾名されるイメージそのままのザ・悪役といった感じだ。

嶋田は元々舞台作品で保憲を演じており、映画化の際も、実相寺昭雄監督の目に留まりそのまま出演した経緯がある。

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1992年放送のTBSドラマ『ずっとあなたが好きだった』では、もはや冬彦さんの印象しかないほど脇役が完全に主役を喰ったとも言われる佐野史郎さん。

劇中で示された特異なマザコン男性像は「冬彦さん現象」と言われる一大ブームを作り、初回は13.0%しかなかった視聴率は、最終回では34.1%をマーク。

悪役がフィーチャーされる時代に!

また、近年では1970年代同様に悪役がフィーチャーされる時代になりつつあるようです!

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2010年公開映画『アウトレイジ』で麻薬売買や水商売をシノギにする弱小ヤクザの村瀬組組長を演じた石橋蓮司さん。

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テレビ朝日の人気ドラマ『ドクターX』や『相棒』に出演していた岸部一徳さん。

善人も悪人も演じられるし、同じ悪役でも冷徹残忍にもなれるし、間抜けにもなれる。そのうえ、“無表情”を演じさせたら天下一品。

用途が広いうえ、それでいて香川照之のように主役を食ってしまうこともない。あくまでも脇で存在感を示すことができる人です。(ドラマ関係者)

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引用元:http://newsimg.music-book.jp/news_details/images/14031213/large.jpg?1449380166

TBSドラマ『下町ロケット』での簡単に人を切り捨てる冷徹帝国重工の宇宙航空副部長役など憎らしいキャラクターをやらせれば天下一品の木下ほうかさん。

上智大学文学部新聞学科教授の碓井広義氏は、「物語を作っていく上で主人公の葛藤の種、つまり壁として、いい脇役は必要」と脇役の重要性を語った上で、「ほうかさんはドラマ『昼顔』で見せたような日常生活の小さなとげ、巨悪ではない目立たない悪を演じさせたら秀逸。悪目立ちをしないで、存在感を示す。物語を動かしていく上での梃子として、彼を起用したがるのが分かる」と話す。 

悪役のイメージが強いながらも元々実力派として名を知らしめていましたが、この悪役フィーチャー時代でさらなる活躍を遂げた俳優には、ほかにも香川照之さんや遠藤憲一さん、六平直政さん、でんでんさん、吉田鋼太郎さんと枚挙に暇がないほど多数います! 

ドラマのネタバレになることも!
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美形が“悪役”を演じるのが人気というのは何も新しい現象ではありません。

江戸後期には伝統芸能の歌舞伎で“色悪”という美形なのに“悪役”という敵役が成立して人気を博していますし、流行に流行り廃れがあるだけで、そもそも日本人はそのスタイルが好きだったんです。

ただ“悪役”はイメージが強すぎる面もあります。

今年放送された松岡茉優さんと桐谷健太さんが主演の『水族館ガール』(NHK総合)では、松岡さん演じるヒロインを気遣う優しい上司を木下ほうかさんが演じたのですが、『実は』と言おうか『やはり』と言おうか(笑)、その上司はヒロインを陥れる悪役でした(第1話)。

同作は大変よいドラマだったのですが、このように“悪役”イメージの俳優は、その存在だけでよくも悪くもネタバレになることもあります。(同ライター)

確かに(笑)

筆者もこのドラマ観ていましたが、出てきた瞬間怪しい予感がプンプンしていました! 

菜々緒は悪役イメージが名刺代わり!
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松坂桃李さんのように好青年役を多く演じてきたイケメン俳優が一般的に抱かれているイメージと異なる悪役を演じることによって、その意外性が話題になることは多々あるといいます!

しかし、高い演技力が必要になる悪役は、正統派で売ってきた俳優にとってはちょっと危険な賭けともいえそうですよね!

数年前に悪女役でブレイクを果たした女優の菜々緒が過去のインタビューで「悪役のイメージがついていたとしても、それは私の名刺代わり(笑)」と語ったことがあるが、“悪役”に踏みこむ際にはそれぐらいの覚悟で挑んだ方がいいのかもしれない。

菜々緒さんのように作品や役柄にハマれば、俳優としての評価が上がり可能性も十分ありそうですね!

今後のドラマ界や映画界での悪役事情も目が離せません!